リーガルリリーBa.海の部屋
「抑揚のない」
10月が半分を過ぎようとしています。こちらはいつかの夜に飛んでいった麦チョコがまだ見つかってないのに気がついてしまいました。怖いです。
9月は道端に落ちているメガネを4本見つけました。
わたしはメガネを道端に落としたことがないのでわからないんですけれど、どういう状況で落とすもんなんですかね。
そのうちひとつは、落とさないようにつるの部分に紐がついたメガネだったんですが、ここまでくると強引に異世界に飛ばされたとしか思えません。今度落ちてたら、ちょっと一回だけかけてみようかな。
(異世界転生ものが流行りすぎて「異世界」という言葉が月並みな表現になってしまったのが惜しいです。)
どんなに文明が発達しても、メガネというものは生き残って欲しいですね。メガネをかけている人はなんだか二度美味しい感じがして好きなので。
最近は季節の変わり目も落ち着いて空気が軽くなってきたので、いつもよりひと駅か、調子が良ければ3駅分くらい散歩するようになりました。
こんな話をしたくて、久しぶりに会った人に「最近調子どう?」って聞いたら、「調子?うーん、ねー。」みたいな反応をしていたので、きっとあまり調子が良くなかったのかもしれません。
だから「わたし秋になったとたんめちゃくちゃ調子良くてさ、余裕で1時間くらい歩けるんだよね。」って自慢したら「あ、そういうやつね。それは調子よすぎだよ」って笑っていました。
そんなことで調子がいいって言う奴いるんだって思ってくれたらいいな〜って、思ったり思わなかったしたんだけれど。
平行して、人の声のレンジが広がる瞬間はなんだか少し嬉しくて、人の声のレンジが狭まる瞬間はなんだか少し寂しくなるんだなって、そんなことを考えていました。
あとは久しぶりに大学時代の友人に連絡して会ったり、ご自愛倶楽部の活動をしたりと、だいぶ動き出しています。
活動量が増えると必然的に1日に感じる匂いの総量が爆増しますね。
最近出会った匂いは、初めて友達とジャズクラブに行ったときにテーブルに置かれたオイルランプの匂いと、撮影で使った花が家で咲いたときの匂いです。
あとはうちの生活感満載の洗面所で居心地悪そうにしていたESOPのハンドソープを使い切ったので、これまた人からもらった新しいハンドソープの香りにも出会いました。これは台湾のホテルを感じてとても好き。
好きなお店はマップにピンを立てられて、好きな瞬間は写真に残せて、好きな音はボイスメモで録音できるのに、好きな匂いはいつになったら記録できるようになるんですかね。(再現じゃなくて)
Appleはそういうの頑張ってくれないかな。そうすればiPhone11から抜け出せる気がします。
とにかく、寒くならないうちにたくさん外に出たいすね。
最近は朝井リョウの「イン・ザ・メガチャーチ」読みました。久しぶりに現代のものを読んだので、ああのこんなSNS見るみたいに気軽に読めるって、私もちゃんと現代を生きてるんだな〜と思いました。孫に薦めて「この時代まじで意味わからん」とか言われたい本。
ではまた。
追記:新しいドライヤーを買いました。
海 (2025.10.14 更新)
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「抑揚のない」
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「野良猫みたいに」
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「夏眠終了(希望)」
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「ドウナリ」
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「前夜です」
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「試飲待ちの顔」
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「sea:)」
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「ポリリズム」
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「ぼんやり4月」
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「そんな生活が夢です!」
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「スモークと煙草のにおい」
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「いにしえのiPhone」
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「ポタポタぐつぐつ」
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「眼鏡を探すための眼鏡」
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「ラジオとチクチク」
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「バレンタインとネタバレ」
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「犬とチョコと習慣」
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「7:00 a.m.」
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「模様替え」
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「第二十五回:愛をこめて」
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「第二十四回:skin」
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「第二十三回:初夏、爆ぜる」
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「第二十二回:ばらの花」
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「第二十一回:City Lights」
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「第二十回:たまらない」
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「第十九回:cell」
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「第十八回:生業として」
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「第十七回:何もかも憂鬱な夜にはスープのことばかり考えて暮らした。」
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「第十六回:李の季節」
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「第十五回:整理番号0番、Kの夜」
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「第十四回:雨男のバイブル」
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「第十三回:デロリアンに乗って」
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「第十二回:抱擁」
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「第十一回:金麦、時々黒ラベル」
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「第十回:そして春が終わる」
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「第九回:青色の街、トーキョー」
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「第八回:生活のすべて」
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「第七回:世界の絡繰」
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「第六回:ロマンス、ブルース、ランデブー(雑記)」
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「第五回:キリンの模様」
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「第四回:一切合切」
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「第三回:愛おしい(いと おいしい)時間」
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「第二回:キッチン」
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「第一回:猫と金柑」