リーガルリリーBa.海の部屋
「前夜です」
みんな今週もお疲れさま。
つい先日、久しぶりの北海道に行きまして。
季節の変わり目の北海道はとても良いですね、息を吸うだけで普段行き届いていなかった場所に新鮮な空気がまわって、なんだかクラクラしました。
北海道に行くと無性に珈琲が飲みたくなって、好きな珈琲屋さんや初めて行く喫茶店なんかに時間を見つけて行くんだけれど。
北海道って珈琲すごい美味しいよね?水かな?心なしか舌触りがまろやかな気がしている。気がしているだけですけど。
珈琲が美味しい街は、いい街。(圧倒的主観)
こちらは今7月3日の夜で、明日の東京公演に向けて色々と整えているところです。
部屋で流れている音楽は原田郁子さんのアルバム『銀河』。
なんといっても今回は「夏の大三角形」ってタイトルの通り、星と宇宙をテーマにしたコンセプトライブだからね。岩手公演に「イーハトーヴの夜」っていうサブタイトルもつけたことだし。
頭の中で連想ゲームが行われて、
宮沢賢治→やまなし→クラムボン→原田郁子、となったわけです。
わたし自身、大人になってから覚えた言葉や言い回しってたくさんあるし、そういう言葉が持つ力はすごく緻密で魅力的だと思ってるんだけど。
このアルバムはどちらかと言うと、小さい頃から身の回りにあった言葉たちが、並び順を変えて、結び方を変えて、とんでもない力を放っている感じがする。なんと言うか、知ってる言葉たちが手を繋いで、知らない場所とか、知らない時間とか、とっても遠いところに連れて行ってくれる感じ。
あくまでわたしの主観なのでみんなそれぞれの感覚を大切にしていただいて。
音楽に連れていかれた異なる場所と時間が、いくつもぶつかって波ができる。その波にざぶーんと意識が攫われるような、
とにかく大好きなアルバムです。
ツアーも明日(今日?)からはじまるので、星系音楽とか宇宙系小説なんかを紹介できたらいいなと、気まぐれで思ったりしました。家の本棚の一画にはそんな本たちを集めた星コーナーも設けているので、そのコーナーに置いてあるお気に入りたちがいいかな。
わたしの気まぐれは本当に気まぐれなので、もし紹介されなかったら「ああ、他に話したいことあったんだな〜」って思っててください。
クラムボンといえば、小学生の頃に国語で「クラムボンの絵を描いてください」っていう授業をしたのを覚えてる。
そういう国語の授業なんか好きだったな。今そんな課題がでたら、みんなどんなものを描くんだろう。
わたしの周りにいる好きな人たちに描いてもらってクラムボンっていう画集作りたいね。それか大きい海の絵に、みんなが描いたクラムボンを一つずつ貼り付けたい。
うわー、国語の授業したくなってきた。
記憶に残っている国語の授業の話をするラジオとか無いのかな?絶対聴くんだけど。
と、まあこんなところで。
東京公演は七夕が近いから短冊と笹も用意してるし、せっかくなのでみんなでますようにしちゃってくださいね。
(余談)
最近はそうめんと蕎麦を主食としているので、コンビニのホットスナックコーナーで揚げたての天ぷらが並んでいたらいいな、なんてことを毎日考えています。
ではまた。
海 (2025.07.04 更新)
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「犬とチョコと習慣」
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「7:00 a.m.」
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「第二十一回:City Lights」
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「第十七回:何もかも憂鬱な夜にはスープのことばかり考えて暮らした。」
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「第十回:そして春が終わる」
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「第九回:青色の街、トーキョー」
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「第五回:キリンの模様」
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「第四回:一切合切」
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「第三回:愛おしい(いと おいしい)時間」
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「第二回:キッチン」
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「第一回:猫と金柑」