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皆さんこんにちは、しんたです。約半年間のご無沙汰で本当にすいません…。ただ、ここまで期間をあければ、「あぁ、この人は一応音楽をちゃんとやっているんだ」と思ってくれると思うので(笑)、逆にこれからはどんどん更新していくことが出来そうでちょっと安心もしてたりします。そしてこの場を借りて大ニュース!
なんと今年のプレミアリーグ中継のエンディングテーマをワタクシが担当することになりました!!!
いやー、サッカーとそういう関わり方もあるのかとちょっと目からハタの2ndシングル「鱗」が落ちたくらいびっくりしたオファーでしたが、曲も無事完成し、8月16日から流れますので見れる環境の方はぜひぜひチェックよろしくお願いします。実はその他にもサッカー関係のお仕事をいくつか頂いてまして、また発表できる時が来たらインフォメーションに載せるのでよろしくお願いします。さて今回はちょっと前の話題で気になっていたことを、誰もどこにも書いてなかったので、あえてここで書かせてもらおうかと思います。
そうそう、次回あたりからはこの冒頭部分も無くそうかと思ってます。いきなりコラムに行った方が見栄えが良さそうなので、そんなわけでよろしく!


サッカーはエンターテイメントだ。プロは給料をもらっているし、選手に特別な手当てのない代表でも観客はチケット代を払って試合を見に行く。確かに勝負ももちろん重要だし、弱いチームは淘汰され強いチームが残っていくという厳しい現状はあるにせよ、それでもやはり試合やチーム自体に魅力がなければ観客が離れていき、最後にはチーム解体、という結末が待つ。もっと端的に言えば、基本、サッカーはサポーターありきだ。 ところが先日8月2日に行われたオールスターを、会場までは行けずともテレビで観戦してたのだが、とにかく見てるだけで憤慨とまではいかずとも、なんともいえないやりきれない気持ちがこみ上げてきた。見ていて楽しくないのだ。


今回のオールスターは今までのやり方をガラリと変えて、Jリーグ選抜とKリーグ選抜の対決になった。 選手もサポーター投票ではなく監督や委員会の選抜で、そういう人たちが選ぶからなのか代表戦とさほど代わり映えしない顔ぶれになった。そこに数人の外国籍選手が加わるというメンバー。Jリーグ最強メンバーといえば聞こえはいいが、それを「=Jリーグオールスター」と言えるのかといえば、どうも間違っている気がしてならない。あのチームは、言うなれば日本協会選出チームでしかない。チームを支える、そしてJリーグを支えてくれるべきサポーターの声は全く無視で、あれじゃどこかの国の政治と同じだと本気で思った。


個人的な見解なので異論はあるだろうが、オールスター戦というものはお祭りだと思っている。世界的によく行われているチャリティーマッチに出るリーグ選抜や世界選抜の試合と同じだ。そこには真剣勝負と言いつつも子供たちが目を煌かせて見入るファンタジックなプレーに満ち溢れ、時折笑顔が飛び出るような場面もあり、とにかく"真剣に全力で遊んでいる"雰囲気なのだ。もちろん代表監督が視察に来てメガネを光らせるような、そんな冷めるような場面も見たことがない。負けたことは確かに不甲斐ないが、それに対して 苦言を呈するような協会会長も恐らく見当たらない。オールスターはお祭りなのだ。自分が投票した選手は出場するのか、普段は敵同士の選手とどんな魅力的なプレーを繰り広げて華麗に点を取るのかを楽しみにし、試合ではMVPをひたすら狙う選手もいれば、ただ目立てばいいと言う選手もおり、既に代表から退いてる選手と現役代表の選手との対決やコンビプレーに酔いしれ、各チームの司令塔を集めた魅惑の中盤に胸を躍らせ、今しがたピッチを退いたばかりの選手の生の声に耳を傾け、カズとゴンの絡みはあるのか、キーパーは どこの場面でペナルティエリア外に飛び出してくるのか、そしてサポーターが選んだ選手を駆使して相手の手の内を読み急造ながらも作り上げた両監督のシステムはたして機能するのか、それを楽しむことこそが、"オールスター・マッチ"だと思う。


ところで今回のオールスターでKリーグ選抜がJリーグ選抜との試合に向けて合宿をしたことについて一部で叩かれているのを読んだことがあるが、逆に言えばこの試合も負けられない一つの日韓戦と捉えて行った行為であって、それはそれで十分納得の行くことだと思う。むしろJリーグ選抜に対してそこまでは徹底できなかった日本の、いや日本協会の甘さの方が気になる。セメントマッチならもっとセメントマッチらしく盛り上げる方法があっただろうし、とにかく全てが中途半端な気がしてならない。選手のメンタル面でも日韓の間でかなりの差があったのは明らかに見て取れるし、表情やプレーからお祭りなのかセメントなのか迷っているような印象も受けた。むしろそんな状況でも大いに盛り上がればそれは何か一つの成功なのかもしれないが、サポーターの感心の低さを露呈するかのように肝心の観客の入りも微妙で、そういった中途半端ムードに拍車をかけたような気がしてならない。


少し話は逸れるが、野球のオールスターではリーグの超強力打者をずらりと並べた敵チームの打線に、投手が全球ストレートで押し切る場面が毎年のように見られる。そしてその場面の一球一球に観客は感嘆の声をあげる。勝ち負けや得点の瞬間でもないのに、スタジアムが揺れるのだ。はたしてそんな場面が8月2日の国立競技場であっただろうか。チームのために動くのがサッカーの基本だとしても、自分1人の力がどこまで通用するかという極限のプレーがあのピッチの上にあっただろうか。


もちろん出場した選手に文句を言っているのではない。むしろこの過密日程の中でよくやったと思う。
ひょっとすると、一番の被害者は選手なのかもしれないとさえ思える。お祭りなのか真剣なのかよくわからないままピッチに立ち、1-3で敗北して関係者からは苦言を頂き、微妙な入りの観客からはため息までもらってしまったからだ。来年はKリーグの地、韓国で行われるわけで、選手の疲労とオールスターからのサポーター離れが益々進むと思われる。今一度、オールスターというものの見直しを切に願いたい。いつかあのピッチに立ちたいと願う子供たちが1人でも多く現れるように。
―むしろそれこそがリーグの活性化、ひいては代表強化への近道だと思う。◆(2008.8.7)




常田真太郎(トキタシンタロウ)
幼少よりサッカーを始めるが万年補欠。一度は柔の道に進むも2000年のユーログループリーグ、ポルトガル×イングランド戦のルイコスタのプレーに魅了され再びサッカー熱が再加熱。現在は、蹴る(フルコート、フットサル他)、観る(主に川崎フロンターレ、ACミラン)、ゲーム(ウイニングイレブン)、語る、のサッカー全般で活動中。サッカー界の友人には川崎フロンターレ・中村憲剛、サンフレッチェ広島・佐藤寿人などがいる。
176cm 81kg、ポジションは主にDF。
敬愛する選手はルイコスタ、ガットゥーゾ、 ネスタ。

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