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皆さんこんにちは、しんたです。最近どうやら音楽関係の方ではないのにこちらに来てこれを読んで頂いてる方がほんの少しずつですが増えてきたみたいです。音楽を生業にしてる手前こんなこと言うのもなんですが、本当にありがとうございます(笑)。
そして御好評につき、今回から管理人さんにムリを言って専用のフォームを設置しましたので、真球論の感想などあればぜひぜひ送ってください。俺は違うと思うぞ!という異論などもガンガンお待ちしてます。
ちなみにあくまでも蹴球専用なので、音楽系のメールは事務所の方へお願いします。
それと、蹴球友達でもあり、音楽友達でもあるナオト・インティライミくんが最近WEBサッカーマガジン内にコラムを始めたらしく、俺もたまーに出現するかもしれませんのでもし良ければチェックしてくださいね。こちら →http://www.soccer-m.ne.jp/blog/naoto/
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東アジア選手権の意味が未だにはっきりしない。2位に終わった成績はどういう意味を持つのか。そんな煮え切らない思いを今回の大会後もまた抱いた。テーマとは少しズレるが、過密スケジュールが叫ばれる中、普段ならシーズン前の唯一の休息にあてられるこの時期に行う訳や、監督や協会の大会への取り組み方がどうもちぐはぐしてる気がしてならない。W杯予選のバーレーン戦への最終調整なら海外組の召集がなぜ一人もないのか。突然の監督交代で試合数が足らないという中で、国外試合が3試合もあるならばなぜもっといろいろなシステムや初召集の選手と現代表の組み合わせを模索しなかったのか。多数の選手がケガに見舞われたとはいえ、代表初招集の選手をごそっと使いしかもほとんど印象に残らず、真新しい発見がなかったのが正直な所で、むしろ今年一年の代表選手の体調管理が一層難しくなったことが唯一の、そして一番不必要な収穫だった。
その辺りの改善を次回大会に期待したい。せめてヨーロッパはともかく、オーストラリアを参加させるくらいの大会にすればもう少し意味は違ってきたと思うのだが…。
さて、ポリバレント=マルチポジションという言葉が久しく聞こえてこない。オシムが監督を交代したから廃れてしまったのか、もう既に定着したのかは定かでないが、どちらにせよ、今大会中の中盤はポジションがほとんど決まってない、マルチポジションな選手を自由に動かして、一見すれば人もボールもそこそこ動いていたような、そんな中盤だった。しかし、終わってみればやりたいイメージがかみ合わず、ポジションのかぶりやミドルシュートやパスの選択ミスなども相まって、得点力の低下を助けるカタチとなってしまっていた。取れる時に取っておかないとW杯予選では本当に痛い目を見ることになる。
ではなぜ人もボールも動いているように見えたのに、得点につながらないのか。そして、遠藤とケンゴと山瀬という日本屈指のパサーでもありボールホルダーでもあり、そしてマルチポジションでもある選手を配しているのに、なぜ圧倒的に支配するゲームが作れなかったのか。それはやはりマルチとはいえやはり適材適所という言葉がサッカーには至極重要だということを少し軽視していたためだと自分は思う。
一人の選手にいくらかのポジション適正がみられても、シュートの能力やパスの能力はポジションが変わったからといって変わるものではない。ここで例をとりあげると、04-05シーズンのACミランではカカの台頭でポジションを失ったポルトガル黄金世代のルイコスタが、レジスタにコンバートされて才能を開花させたピルロのバックアッパーとして数試合レジスタとして出場したことがあった。もともとトップ下でその才能を如何なく発揮してきた世界的な名選手なので、レジスタという一つ後ろのポジションでもそのまま収まってしまうかとチームもサポーターもかなりの期待をしたが、結果としては不適正という烙印を押されてしまった。
それはなぜか。
トップ下ではドリブルの他、基本グラウンダーか、10〜50mクラスの浮き球パスによるプレーが主だ。
しかしレジスタになるとグラウンダーはもちろん、時には100m近くもの距離をパスの射程内にしなければいけない。
ルイコスタももちろんそのくらいの長さのパスなら蹴れることは蹴れるが、これが判断力と味方との連動を考えた有効なパス=試合の流れを加速させるようなパスとなると話は別で、キック力にプラスして瞬時にフィールド全てを俯瞰で見れるような”眼”というものが必要になる。
ただ、パスを出す瞬間に2枚も3枚も向こうを走る選手を見ることが出来る、または感じられる眼というのはそう簡単に養える技術ではない。特にサイドから崩す攻撃が主体となっているコンパクトな近代サッカーにおいては対角パスというのは非常に有効なパスであることから、レジスタはこのところいわゆる花形のポジションになったが、同時にレジスタに見合う新しい才能を見つけなければならないという苦悩も生むはめになってしまった。
日本代表に話を戻そう。今の代表メンバーで試合の流れを殺さず長短パスを使い分けられるのは贔屓目を抑えて見ても今のところケンゴくらいしか見当たらない。もちろん遠藤は長いパスを出せるしサイドチェンジもしてはいるが、流れを加速させるようなロングパスを瞬時に出せるかといえば、答えは今のところノーだ。2月23日の韓国戦では岡田監督は遠藤を残してケンゴを安田に交代させたが、あの場面で安田を活かすならロングパスを流れで出せるケンゴと組ませた方が良かった。遠藤はケンゴではないし、もちろんまたケンゴも遠藤のようなワンタッチプレーやアベレージプレーはそこまで得意ではない。むしろ、2人出るなら2人の長所を、一人のみならその長所をいかすような選手を配置するのが本当の意味の戦術ではないかと思う。
遠藤を中心に戦術を組み立てるなら足元におさめることを得意とする戦術、例えばアーセナルやバルセロナ、代表でいうならアルゼンチンやメキシコ、そしてウルチカ・パスで有名なチェコのようなサッカーがいいし、反対にケンゴを中心に組み立てるならポゼッションサッカーとカウンターサッカーをバランスよく使い分けられる、ミランやマンチェスターユナイテッド、そしてイタリア代表のようなサッカーがいいと思われる(もちろん両方同時に配置するならその戦術を戦況によって使い分けてもいいが、さすがにまだ日本代表にそれだけのプレーは見られない)。チャンピオンズリーグに出場するクラスのクラブチームになるとそういったチームの要の選手の性質によってチームカラーがおおよそ決まっていて、戦術の中心の選手が交代すればもちろんサッカー自体を巧みに変える。違う選手にもずっと同じ戦術をあてはめ続けることは監督のエゴでしかなくなり、いつしか自分の首を締めることにもなり、結果それは戦術とは程遠いものとなる。もう一度言う。同じ戦術の上ではルイコスタにピルロの代役はできないし、遠藤にケンゴの代役はできないのだ。
マルチなポジションの選手をいかすならマルチな戦術を。これが近代サッカーのスタンダードだ。そして開幕間近のJリーグでそういったサッカーをするチームが出てきたりすれば、日本のサッカーもさらにもう一段階上がれるのではないかと思う。◆(2008.2.29)
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| 常田真太郎(トキタシンタロウ) |
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幼少よりサッカーを始めるが万年補欠。一度は柔の道に進むも2000年のユーログループリーグ、ポルトガル×イングランド戦のルイコスタのプレーに魅了され再びサッカー熱が再加熱。現在は、蹴る(フルコート、フットサル他)、観る(主に川崎フロンターレ、ACミラン)、ゲーム(ウイニングイレブン)、語る、のサッカー全般で活動中。サッカー界の友人には川崎フロンターレ・中村憲剛、サンフレッチェ広島・佐藤寿人などがいる。 176cm 81kg、ポジションは主にDF。 敬愛する選手はルイコスタ、ガットゥーゾ、 ネスタ。
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