ベンガルトラとウイスキー

明日、福岡に行くんだ。ライブで行くのさ。

それ以外には、特に今、危急な用があるわけでもない街。
知り尽くしてもいないのにとても小さく感じてしまう100万人の町。
はじめからノスタルジックな匂いがするんだよ。訪れたからといってエキサイティングなものは求めない。
「福岡」って、何をしたいわけでもない気持ちに還してくれる場所なんだ。

胸を張って「世界で一番好きな街はココ。」と言えるような街は、多分、まだ見つかっていないと思うのだけど、なんにしろ世界で一番思い入れのある街だ。
僕が「帰る」と言える場所だ。

だから思い出作りに汗かくようなこともない。時間をセコく過ごさない。
でもライブが終わるまでは福岡だろうが何処だろうが変わりなんてないんだけどね。終わったら自分の時間を過ごそうっと。
凄い好きなんだ、自分の時間。
やっべぇ、凄い好きなんだ、自分の時間。

でもね、帰るたびに、あの曲がり角とか、あの通りとか、新しい色んなモノが建ってるんだ。
別に何の思い入れもなかったはずの、何が入ってるのかも知らなかった雑居ビルが、すっかり小洒落たマンションになんかなってたりすることが多いんだけどさ、その度やっぱりどこか寂しく思ってしまうのが妙で面白い。

僕は明日、アコギ一本で行くんだ。
つまんねえライブにならぬようにそこで会える人達に敬意を払いつつ、楽しく演るとしよう。聞くほうはさ、分かんなかったらビールでも飲んで時間を潰せばいいんだよ。
お互い楽でいたいものさ。


「桜坂」か、「西通り」か。いろんなことを思い出す言葉だ。いい音楽は身近にあったな。

2008年12月 5日 18:30 nagasawa tomoyuki コメント(0)

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