読詩術

フランスのエミール・ファゲが『読書術』で、本はとにかくゆっくり読めと。

詩を読むときは、特にゆっくり読むと楽しめるな。
言葉の持つ意味のまわりの風味みたいなものが味わえるような気がする。
詩から意味だけを受け取っても味気ないもんねえ。

フランス詩が、漢詩ほどすぐにハマりにくかった理由のひとつにコレがあったのかも。
興味持ち始めだから、読むスピードも速めでとにかく数をこなそうとしていたんだな。

とにかく意味がワカランと。
なんやねん、フランス象徴詩?
印象派は絵画や音楽に使うんかえ?
なんや、ぼんや〜りしたイメージやなあ...。
ふむ〜。

しかし再読、三読しながらゆっくり読み出したら、いいカンジになってきた!
体にいいものを毎日よくかんでゆっくり食べてるみたい。
そうやってはじめて自分の身になるんだよなあ。

翻訳だからこその楽しみもある。
いろんな訳でゆっくり読んでます。
同じ詩でもずいぶん違った印象や、新たな発見もあって嬉しい。

自分のセンスやコンディションにもよるのかもね。
センス、まだまだ磨きたいですな。
風味を味わえるかは、自分にかかっているのだから。


........。

あ〜!

本当は昨夜のフカカッタ・セッションのことを書こうとおもっていたのに!
いずれまた。


2015年3月 2日 14:18 okamoto sadayoshi コメント(9)

投稿者:かじゅ :

定義さん、こんばんは。
ふむ、なるほどですな。
なんか本が傍に増えてきたからはやく読まなきゃ。
ってどこか焦ってましたな。
出逢った本の風味を味わえる自分とも出逢えるようゆっくりと読み進めます。
ありがとうです。
フカカッタ・セッションのお話是非聞かせてください。
あ、つぶやき楽しみにしとります。
ブログもね。
BBSはずっとメンテナンス中なんだろうか…。


投稿者:たえ :

うん、読書術ね。

フカタッタ~片山さん、高橋さんのね~♪
どうでした?

投稿者:そらしれどん♪ :

詩や小説で、読んだその瞬間に引き込むモノも良いけれど、最も成功した例は、読んだその時は平常で、ある日後からふわぁ〜っと浮上してくるモノだ、みたいなコトも言われます。

今度気に入った詩を教えてくださいね。

そうだ!ドイツ詩だけれど、メッケルの「金魚」はいかが?

投稿者:ともちゃん :

サダさんの日記、しみじみきます。
なんだか人に接するときとか、自分の人生とか
そういうものにも置き換えて考えられるような
感じがしました。
第一印象と10年後。とか。
色んな事あってもどう受け止めていくかは自分のセンスに
かかっていますよね。
うーむ。酔ってもいないのに酔ってる気分で色々と
考えを巡らせてしまいました。
新しい気づきありがとー!

投稿者:たえ :

あれぇ?
フカタッタ~になってる。
フカカッタ~だ!
歩きながら書くとダメだわねぇ。
失礼しました。
ところで、フカカッタ....ってどんな意味?

投稿者:みわ :

コンディションによって…
読みたいモノや聴きたいモノも、変わりますよね。
風味を味わえるよう、私もセンス磨いていけるといいな。

詩は、あまり読んだことないのですが
手にしてみようかなぁ。
今の自分が、何を感じるのか。
何を発見できるのか。
オススメ、教えて下さいね(´ー`)

投稿者:サチ :

なるほど!!
ゆっくり読むは、なかなか思ってなかったです!!
楽しみ方を知ると、色々勉強になりますね!!

どんな風味になるんですかね~!!

春になりますね~♪

投稿者:浅黄 :

なるほど~深いお話ですね。風味を味わえるセンスを身に付けたいものです。

日本語の詩集しか読んだ事がないので、読んでみたいです。
よかったらオススメの詩集を教えて下さいね。

しかしサダさん、関西弁上手すぎ(笑)どこで勉強してるんだろ?

フカカッタ・セッションのお話、ぜひ聞かせて下さい!

投稿者:ウサギ :

最近読んだ漫画のセリフなのですが、色盲の主人公に対して、

「君の目には、白と黒しかうつる色がない
感情もそれに伴うものしかないということだ
だから、これからたくさんのことを学ぶんだよ」

と、言われるシーンに、ハッとしました

風味を味わえるかは、自分にかかっている、ほんと凄く解ります

活かすも殺すも、自分の培って来たセンス次第なのだと

私は、詩って、意味を理解しようとしていました

味気ないことしておりました

フランス詩も、読んだ事ありませんが、手に取ってみようかなと思います

最近聴いているジェーンさんのベストも、音楽は心地よいけれど、歌詞の内容がよくわからないな、などと思っておりましたが、自分なりに、風味をたのしんでみようと思います

フレンチトーストってフランス語で、パンペルデュというそうなのですが、意味は、失われたパン、なのだそうです

なんだか、詩的な食べ物…


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